様々な理由で工場のコンクリートフロアに勾配ができてしまうことがあります。
以前勾配ができた工場フロアを補修したときのお話です。
中越地震が起こり、その影響で工場フロアの中央部分が沈下し、影響の大きくなかった基礎部分との高さに違いが出てしまいました。床面積800m2、その差は最大で7cm。そのすり鉢状になったコンクリートフロアを水平に戻したい、このようなご希望でした。
そこで弊社は床材に樹脂モルタルを使った工事を提案・施工させて頂きました。
樹脂モルタルとコンクリートの比較
勾配をなくすためには、一番高い部分と低い部分の差をなくす必要があります。
その差を埋めるために新しくコンクリートを打っても、既存のコンクリートの上にはうまく付着しないため、単純に埋める工事だけでは水平で強度のある床はできません。
またコンクリートは最低でも5cmはないと、施工が難しいようです。
一方樹脂モルタルを使った場合、既存のコンクリートを水平になるように埋める工事ができます。5cm以下の厚さでも施工できるため、小さいけれど気になる段差をなくすことが可能です。
もちろんしっかりと既存の床に定着し、アンカーボルトを埋め込むことが可能な強度があります。
そして、コンクリートとの大きな違いは、工期です。
床面積800m2、最大高低差7cmある床を水平に戻すためには、コンクリートの場合最低45日間必要だったそうです。
弊社では樹脂モルタル工法を使い、15日で施工しました。
この工期の違いで弊社を選んでいただき、今でもお付き合いさせていただいております。
ちなみに勾配を修正した床ですが、十年以上たった今でも問題はありません。
樹脂モルタルで工場フロアを補修
フォークリフトや台車で商品を運ぶ通路に段差があり、「通るときに気をつけなければならない」状態の工場は多いと思います。樹脂モルタルは、既設床の補修が得意です。
樹脂モルタルは、
使わなくなった工場内側溝や、機械等を床から取り外した際に残る溝を埋めたり、
段差を緩やかな勾配の坂に変更したり、
目地のクラック補修や段差修正に使用できます。
コンクリートだけではなくアスファルトの補修にも使用できます。
逆に、機械等を地面から浮かせるための架台を樹脂モルタルで作ることも可能です。
工場のコンクリート塗床補修工事
コンクリートでの補修が難しい状態の床でお悩みの方はぜひご相談ください。
もちろん樹脂モルタルが全ての補修に適した材料ではありません。工場フロアにはその場所に適した床材と工法がありますので、それをアスク新潟ではご提案させていただきます。
東北・北関東で工場フロアのトラブルにお悩みの場合は、アスク新潟にご相談ください。お見積もりは無料で行っております。
アスク新潟株式会社
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